久しぶりに見ました。カチ割り式のコンロッド!
新しいエンジンは、この式になって行くんでしょうね。
でもパワーの大きなエンジンには不向きではないかと思います。材質的に心配ですよね。鋳鋼材といって一般の鋼材鍛造とは製法が違いますから。
カチ割り式のコンロッドの良いところは、メタルハウジングの円筒の再現性です。きれいに真円、円筒が出ます。それから製造コストでしょうね。
横から見た合わせ面です。
ROVER MINI1300のクランクシャフト2本です。左がノーマル品です。(錆びていますが)右は改造途中の状態です。
数日前に扇形の金属辺を紹介したと思いますが、右側の加工中のクランクシャフトに取付するのです。
そう!カウンターウエイトの付けたしです。この加工を行うと調子はかなり良くなります。中間からのトルク感と回転の伸びに変化が。。スリーベアリングの弱点を補ってくれるようです。
当社でMINIレースを行っていたときにサーキットテスト済みです。
下の写真がウエイトを当てている状態です。このあと歪みの出ないように注意しながら溶接です。マダマダ工程は沢山残っています。この先に行うダイナミックバランス修正は特に気を使う工程で修正方法もノウハウがあるんです。
当社ホームページのトップページにフラッシュ画像で車輌紹介しています。
1937年モーガン。エンジンは当社でフル加工再生した車輌です。
このモーガンの持ち主の土屋文四郎さんが、、、
11月7日朝不慮の事故で亡くなってしまいました。
助手席の奥様も大怪我をしてしまいました。
モーガンの他に1937年のベンツを所持しており、その車で「ラリーニッポン2010」に参加し走行中に事故にあい・・・
毎回毎回奥様と一緒にレースに参加している、柔らかな優しい方でしたが、車とレースに対しては力強い情熱の持ち主でした。
本当に残念です。
ご冥福を心よりお祈りいたします。
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