マセラティのシリンダーブロックです。このシリンダーの構造も湿式のライナーですね。当社のSR20用の改造湿式とはチョッと違いますが、かっこいいですね。
色々な構造のシリンダーブロックがあります。様々な物を見て勉強勉強です。
構造って無意味なものは無いので皆意味があり、目的がありますのでいろいろ検証しながら勉強です。
チューニングエンジンの場合は更に難しいですが、こうすりゃこうなる等考えたりするのは楽しいです。
チタンで製作したSR20DET用バルブリテーナーです。
当社のD1車輌用ですが、右側のリテーナーは前回まで使っていた物で、うちで標準販売している物に表面にコーティングしたタイプです。
左のリテーナーは同じくD1に使う物ですが、軽量化と若干スプリング部の寸法を変えた物です。基本スプリングセット長は同じなのですが、スプリングの巻き径が異なるので新規に製作しました。
上部を軽量化した事で、○○グラム軽くなりました。。。
次回のエビス大会用で製作したので、今回はこれで組付けします。
バルブスプリングの荷重も前回時より数㌔高く組付けしてみます。しかし、折損事故も恐いので慎重です。
UP15って知っています?型式なんですが、あまり聞かないですよね。
トヨタの車輌型式です。
トヨタスポーツ800 通称 ヨタハチです。
エンジン型式は2U型です。水平対向の2気筒エンジンです。メインメタルはローラーベアリングを採用した変わったエンジンです。このクランクシャフトをこれから修理します。そうなんです。コンロッドのメタルが痛んでしまいましたので、アンダーサイズ研磨で修理。
基本はアンダー研磨できないクランクですが、今となっては流用メタルを探してでも修理して復活させないといけません。
なにかいいメタル無いか探し中です・・・・。
・・・・やっぱりコンロッドハウジングも改造して他メーカーのメタルを使うしかなさそうだな~。
コンロッドのボルト締め付け方向は水平対向特有の小端部方向からの締付けです。ポルシェやVolkswagenと同じですね。
直列6気筒エンジンです。それも24バルブです。
驚きなのが、空冷なんです!!
そう。オートバイです。
日ごろ24バルブのヘッドは見慣れていますが、これは 、ん~!驚きました。
メーカーさんはなんでこんなの作って市販したの?って感じが第一印象です。
でも、この長さのカムシャフトがセンター駆動なんていいじゃん!とか色々と考えてしまいます。
こんな変わった事するところが好きなんです。このメーカーさん。
↓ 下の写真は、スズキのGSX-Rのヘッドと並んだところです。置いた位置も差が出やすいかもしれませんが、あきらかにデカクナイデスカ?手前のヘッド。
これからバルブスプリング分解してオーバーホールです~。
ヘッドをおろして無造作に置いてあります。。が、結構スペシャルで作っているヘッドです。基本はハイレスポンスキットのレース用での加工がメインですが、INTのバルブはRB26のBIGバルブを使用しています。ステムを若干加工しますが使えるんです。傘径は36mmになります。通常のSR20用BIGバルブは35mmです。シートリングはもちろん全数ベリリューム銅です。ポートも2.2リッターに合わせての適正な径で研磨です。
バルブスプリングリテーナーはチタンリテーナーです。更にコーティングも行っています。大体こんな感じです。
ヘッドも各部点検して再度組みなおしです。
ん! 4番のINTバルブシートに何か食い込んだ痕があります。これはもしかしてタービンの・・・!
でもたいしたことが無いので、すり合わせでOKだと思います。
チョッと燃焼室のカーボンの付き方が気になるので、サージタンク、スロットルを取付した状態でフローベンチテストしてみようかな~。
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