NSXのコンロッドの加工です。
本来、ピストンピン圧入式のコンロッドですが、小端部にブッシュを入れてフルフローティング加工を行います。社外のピストンは大体がフルフローティング式なので、コンロッドをピストンに合わせて加工します。
このコンロッドは皆さんご存知のチタン合金製のコンロッドになります。国内の金属メーカーのトップメーカーで鍛造成型されたチタンでは珍しく強度の高い!素晴らしいコンロッドです。
チタン材はスティールとの相性があまりよくないので大端部の端面は特殊なコーティングを施しています。

ミッションを合体です。
本来RB26用のトランスミッションをTOYOTAの2JZに搭載できるような加工を行いました。
D1 Grand Prixに参加する車輌のトランスミッションです。
合体は方法はベルハウジングのアダプターを製作しての合体です。
完成して出来上がると、、、なんてこと無い形状ですが、様々な寸法の採寸からやったので結構時間がかかりました。
この様な仕事の時は3次元測定器が役に立ちます!穴位置測定、面高さ測定などなどです。
・・・ちょっと気になるのがレリーズシリンダーの位置なんです。日産、TOYOTAで反対なんですよね。エンジンの吸気と排気が・・・・。
下の画像は、アダプターを硬質アルマイト処理をした後に合体した姿です。アダプターの色がグレーになっていますよね。硬質アルマイトで発色した色です。
裏側から撮影です。
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