以前に紹介したヘッド燃焼室修理のポルシェ996です。
やっと修理が終了して完成しました。m(__)m
バルブは大きいしポートも機械で削って仕上げてあるしで、カッコイイです。ヨーロッパのスポーツカーのエンジンは一味違います。
見習わないといけませんね!
Volkswagenのヴァナゴンです。クランクケースです。
ワーゲンの代表的なエンジンは水平対向空冷エンジンですが、このヴァナゴンは水平対向水冷エンジンです。写真で見えている部分は片側の気筒部です。水冷なので水が通るようになっているの分かりますよね。
今回は、このウォータージャケット内で水にさらされているヘッドボルトの折れ込みの修理でした。水の中にヘッドボルトが通っているから、ボルトが錆びてしまい折れてしまったようです。
しかし、空冷のクランクケースと基本設計が同じで、無理して水冷にした風のケース!驚きですね。
でも、搭載されている車は、雰囲気のいい人気のある車です。
LLCをしっかり入れて定期的に整備をすれば長く乗れて楽しめますので、手抜きしないで頑張りましょう。
フェラーリF355のバルブガイドを作りました。これは、ワンオフでの製作です。オーバーホール時にその都度製作しています。
磨耗を考えて、INTとEXHの材質は異なる物で製作します。
分かりますか?鍔つき形状(ツバつき形状)なの。しかも45°の角度の付いた鍔!この45°部分がヘッドに着座してガイドがとまっています。もちろんヘッドの方もこの形状角度で加工がされているんです。
とうぜん、フェラーリ純正でなっているんですよ。
これは、バルブガイドの周りからオイルが下がらない為の工夫ですね。
当社では、ガイドを挿入する際専用治具を作り、かなり気を使い挿入します。
バルブの傾斜角度も放射状角度なので、シートカット加工も気を使いますよ。
↓ これがヘッドオーバーホール加工が完成した姿です。
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